旅の途中で出会ったのは
滝につかまった龍?
へんてこりんな仙人さま??
小さくて泣き虫の小太郎が行く
心あたたまる
大冒険ファンタジー!
旅の途中で出会ったのは
滝につかまった龍?
へんてこりんな仙人さま??
小さくて泣き虫の小太郎が行く
心あたたまる
大冒険ファンタジー!
チケット発売中
日程 | 2023年7月29日(土) |
---|---|
時間 | 開場 10:30 / 開演 11:00/ 終演 12:00予定 |
料金 | 全席自由 一般:1,000円 3歳~小学生:500円 2歳以下:無料 |
会場 | サロンホール |
主催 | 三次市民ホールきりり |
---|
2003年4月、日本で唯一の人形劇学校“パペットアーク”が香川県に誕生しました。この学校は一般財団法人とらまる人形劇研究所によって運営され、様々な取り組みを行ってきましたが、2013年3月止むなく閉校することとなりました。「とらまる人形劇団」はその人形劇学校の卒業生によって2005年4月に、財団附属の専門人形劇団として旗揚げし、今年19年目を迎えます。人形劇表現の可能性の追求と、地域に根ざした活動を目指す「とらまる人形劇団」の活動にご期待下さい。
小太郎と龍の石 昔話『仙人のおしえ』より
小太郎は目の不自由なお母さんと寄りそって暮らしていました。ある日のこと、ふかーい山の奥に、すごーい仙人がいるとのうわさを聞いて、小太郎はさっそくお母さんの目の病気を治す方法を教えてもらうため、仙人を訪ねて旅に出ることにしました。お母さんはまだ幼い小太郎のことがとても心配でしたが、小太郎の強い気持ちとやさしさに負けて、お弁当を作って送り出してくれました。
勇んでスタスタと歩き出した小太郎は、長者屋敷の前を通りかかりました。長者さんに、仙人を訪ねて旅に出るとあいさつすると、ついでに娘さんの病気を治す方法を聞いてきてくれと頼まれます。小太郎は快く引き受けました。
さらにドンドン旅を続けると、村外れの家から赤ちゃんの大きな泣き声が聞こえました。女の人が出てきて言うには、お乳が出ないので、お腹をすかせて泣いているとのことでした。ここでも仙人にお乳の出る方法を聞いてきてくれと頼まれます。小太郎はこれも引き受けて、山の中にズンズンと入って行きました。
しばらく行くと大きな滝に突き当たりました。どうやらここで行き止まりのようです。とほうにくれた小太郎がメソメソ泣いていると、おそろしげな龍が現れます。でもその龍は見かけによらず気のいい龍で、滝につかまってしまって、天に昇れなくて困っていたのです。小太郎は仙人に天に昇る方法を聞いてくるかわりに、ガケの上に上げてもらうことができました。
さらに旅を続け、険しい岩山をよじのぼり、小太郎はやっとのことで仙人に会うことができました。事情を聞くと仙人は小太郎に願いがかなう不思議な袋を三つくれました。でも、長者の娘さんと、お乳の出ない女の人と、天に昇れない龍と、そしてお母さんの目の病気と、願いは全部で四つです。小太郎はトボトボと帰り道を下ります。
願いは四つ、袋は三つ…。はてさて、小太郎は一体どうしたらいいのでしょう?
三次市民ホール きりり(KIRIRI) TEL:0824-62-2222